ロシュリングは2012年、LubX S と LubX Cを搬送業界に使用する低摩擦グレードとして開発しました。
両グレードはそれぞれの相手材に合わせて最適な摺動性を発揮するよう製造されています。
またお客様がより高速にそしてより効率的に製造するために、ロシュリングはLubX CVも開発しました。
LubX CVは温度上昇を低く保ちながら優れた摺動性を発揮します。
これにより摩耗がより低く抑えられ、結果としてコンベヤーシステム全体の寿命が延びます。
ケムニッツ技術大学のマテリアルハンドリング技術及びプラスチック研究所とエルランゲン大学の高分子技術研究所との共同の学術実験で、LubXの高い品質が証明されました。
是非お客様ご自身でこの品質をお確かめください。
帯電防止 | 騒音の低減 | 食品適合 | 製品 | |||||
FDA | EU 10/2011 | 丸棒 | シート | プロファイル | 加工品 | |||
LubX® CV | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |
LubX® CV AST color | ✓ | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* | ✓ | |
LubX® C | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |
LubX® CQ | ● | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |||
LubX® S | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |
LubX® AST black | ✓ | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ||
LubX® AST color | ✓ | ○ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | ✓* | ✓ |
✓= 製造可能
● = 大幅に改善 (標準PE-UHMWと比較)
○ = 改善 (標準PE-UHMWと比較)
*リクエストに応じて製造可能
素材の摩擦や摩耗に影響する材料特性は1つだけではありません。 選択の際に重要となるのは「システム特性」、つまりそれぞれの用途別の追加的な原因変数とパラメータの分析です。 ここでトライボロジー試験が導入されました。2つの摩擦パートナーに加えて、中間物質や周囲媒体、そして継続時間、圧力、温度、コンベア速度、コンベア設備の配置といった現場の環境要因が含まれます。 用途に適した摺動素材を選択するには、すべての影響要因を体系的に考察することが必要です。 (以下を参照: Czichos, Habig, (2015), S. 14, Tribologie-Handbuch, 4. Auflage, Springer-Verlag, Wiesbaden)